多汗症は、単なる汗っかきの体質ではなく、れっきとした病気です。

多汗のため書類がびしょびしょになってしまう、あるいはテスト用紙が濡れてしまい文字もかけないなど、当人にしかわからない悩みや苦しみがあります。現在多汗症治療には有効な方法が開発されています。精神的に緊張し多汗になる場合は、精神安定剤や抗うつ剤を服用することで効果がでることがあります。

症状がそれほど重くなく、精神的なことが原因で多汗になる場合には非常に効果的です。また外用薬として20%のアルミニウムを皮膚に塗ることで、改善する方法もあります。特に皮膚に問題がなければ、治療法の一つとして推奨されています。またボツリヌス菌を薄めた液を注射するボトックス注射も多汗症治療の一つとして、行われています。ボトックス注射は神経の末端からでるアセチルコリンの放出を阻害します。発汗を促進するアセチルコリンを抑えることで多汗症治療に効果が期待できます。ただし、ボトックスの効果は半年が限度なので、再び注射を打たなければなりませんが、効果は確認されています。

四つ目は、交感神経をブロックする方法です。手のひらの多汗症には、胸部の交感神経をブロックする胸腔鏡下交感神経切除が有効です。内視鏡を使い、f電気メスで胸部の交感神経を切除することで、発汗の伝達経路を遮断します。この方法で満足度が90%以上という報告もあります。現在この多汗症治療は世界的にも主流にもなりつつあります。

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